ヴァスコ・ダ・ガマに所属する、ブラジル人DFジョアン・カルロスが、2007-2008シーズン以来、8シーズンぶりにロケレンに復帰することが決定しました。




2004年にブルガリアのCSKAソフィアから、ロケレンに移籍すると、4シーズンで120試合に出場し、守備の軸に定着すると、2008年夏にはゲンクへ移籍。ゲンクではキャプテンも務め、2011年1月にロシアのアンジ・マハチカラへ移籍するまで、2010-2011シーズンに優勝するゲンクのディフェンスリーダーとして活躍してきました。当時は豊富な資金力を誇り、エトー、ロベルト・カルロスらが揃った、豪華なタレントがいる中でも、守備の中心としてプレーし、2013年にスパルタク・モスクワへ移籍するまでレギュラーとして活躍していました。

2015年にブラジル時代にプレーしたヴァスコ・ダ・ガマへ復帰するものの、シーズン終了後に契約満了になり、ロケレンの冬季キャンプ中にテストメンバーとして参加していました。現ロケレン監督のジョルジュ・レーケンスとは、2007年から半年間共にしており、34歳の大ベテランになったものの、久々に復帰することになりました。

近年のジョアン・カルロスについては全く分かりませんが、ロケレン、ゲンクでは、不動のセンターバックとして定着し、両チームでもキャプテンを務めたこともあってか、統率力に優れた選手です。189cmと高さがあり、攻守において空中戦で活躍。2008-2009シーズンには、7得点と守備の選手としてはたくさんのゴールを決めました。

現在のロケレンは、スイス人のミヤト・マリッチ、アイスランド人のスヴェリ・インガソンが定着しているが、今シーズンは28失点と、例年より多い失点数を減らせるのか見ものです。