更新が滞りがちですが、第5節から頑張って行きたいと思います。
まずは、4年ぶりのリンブルグダービーから。
まずは、4年ぶりのリンブルグダービーから。
あまり更新出来ていませんが、今週はゲンクと昇格組STVVによる、4年ぶりのリンブルグダービーが開催されたので、深夜に見ていました。ロケレンから
ペーテル・マース監督を引き抜き、チームの再編を試みるゲンクと、昇格当時のメンバーに小野裕二、ドンペ、ムボンボ、バガヨコら、即戦力が加わり、第4節
終了時点で2勝1分1敗と健闘しているSTVV。2013年にリニューアルされた、STVVのホームスタジアム、スターイェンでの開催となりました。
STVV は、フォーメーションは4-3-3。34歳の青年監督エミリオ・フェレーラが率いるチームは、実績のある選手はほとんどいない無名軍団ながら、80年代生 まれが、GKヴィリアン・デュトワ、DFアルフォンソ・アルタベの2人のみで、他9選手は90年代生まれの若い選手が中心となっています。スタンダールか ら完全移籍加入したMF小野裕二は、開幕からトップ下で出場しています。
対するゲンクは、昨シーズンと変わらず4-4-2が基本フォー メーション。守備の要のカメルーン代表DFカラ・エムボジがアンデルレヒトへ引きぬかれたため、急遽シャルルロアの若手CBセバスティアン・デワールトを 獲得。12年ぶりにゲンクへ復帰した、元ベルギー代表FWイゴール・デ・カマルゴが怪我のために欠場。ブルサスポルから獲得した、18歳のFWエネス・ウ ナルが先発に抜擢。こちらはベテランのMFブッフェル、ゴリユス、バイエンスらが出場するも、FWウナル、スフライフェルス、MFヘイネン、DFカスター ニュが10代と、非常に若いチーム構成になっています。
両者のここ20試合の対戦成績は、ゲンクの15勝4分1敗と、STVVを圧倒。常 に上位争いをするゲンクと、毎年残留争いに巻き込まれたSTVVとでは、やはり差が出てしまうのは致し方ないが、60~70年代は、リンブルグを代表する クラブとして、上位争いをしていた古豪STVVとしては、スターイェンで負けるわけにはいきません。
試合は11分に動き ます。ハーフウェイライン、右サイドラインギリギリで、ゲンクCBカバセレからボールを奪った、FWヤニス・ムボンボがドリブルで右サイドを直進し、ムボンボを追い抜いた、右WGのジャン=リュック・ドンペにスルーパスし、バガヨコはダイレクトでクロスを挙げると、ニアサイドの小野裕二はスルーすると、最後 は逆サイドから上がってきた、MFジュニオール・エジミウソンが合わせて、STVVが先制します。
更に14分、イケイケのSTVVは、ドンペのミドルシュートで、ゲンクゴールを脅かします。
STVVは高速カウンターが主軸のチームだが、前線の4人のポジションチェンジが多いのも特徴。特にドンペとエジミウソンは両者がサイドを入れ替えることが多く、共に同じサイドで攻めることもあります。普段は共に距離が遠い位置でプレーするドンペとエジミウソンだが、サポートに入るスホールスや両サイドバックとのユニットで、サイドプレーヤーに圧力を掛けてきます。シュートこそは、ゲンクの守護神ケテレシュに防がれるものの、完全に試合のペースを握ります。
対するゲンクは、両サイドのブッフェル、ゴリユスを軸にボールを繋いで、スフライフェルスが裏を狙い、ウナルが楔のパスを受けようとするが、STVVの守備陣は上手く挟み込み、ゲンクの攻撃陣にチャンスを作らせません。こぼれ球をバイエンスとヘイネンのダブルボランチが拾い、ミドルシュートを狙うものの、今季好調のフランス人GKデュトワがゴールを許しません。
前半は1-0で、STVVがリードで折り返します。
後半になっても勢いが止まらないSTVV。51分、最終ラインからドリブルで駆け上がった、STVVの右SBママドゥ・バガヨコからパスを受けたドンペが、スピードに乗ったドリブルで、ゲンクの左SBデドリック・ツィマンガを追い抜いて、中央に折り返すと、ニアに飛び出したヤニス・ムボンボが押し込んで、STVVが貴重な追加点をあげます。実質、ドンペのゴールと言ってもいい完璧な仕掛けでした。
2点差付けられたゲンクは、全く仕事ができなかった若手FWシーベ・スフライフェルスを下げて、18歳のジャマイカ人FWレオン・バイリーを投入します。
前がかりになったゲンクに対し、面白いようにカウンターが決まるSTVV。61分には、自陣左サイドで小野裕二がタックルで引っ掛けたボールを、左サイドに流れていたドンペの足下に入り、一気にシュートに持ち込みます。ゲンクはリスクを背負い、前がかりになって、人数掛けて攻撃するも、アルタベを中心とするSTVVの守備陣を崩すことができません。
78分、ゲンクのクロスボールをセンターバックのエリショが弾き出すと、ボールは小野裕二の足下に入ると、すかさずゲンク守備陣が2人で囲い込むが、ヒールパスで右サイドタッチライン際のスペースにパスを出すと、回りこんできたエジミウソンの足下へ。エジミウソンはすかさず守備陣の裏のスペースにスルーパス。それに反応したドンペがドリブルでカバセレをかわしてシュート。これが決まり、ドンペは今季初ゴールを記録。STVVはライバル相手にダメ押しの3点目をもぎ取ります。
3点目を決めて間もない81分、不用意なファールでSTVVはPKを与えてしまうと、ゲンクMFヨニ・バイエンスが落ち着いて決めて、3-1に。試合はダービーらしい荒れ模様になり、執拗に抗議したゲンクのペーテル・マース監督は退席処分に。STVVのエジミウソン、ゲンクのカバセレ、バイエンスにもイエローカードが提示され、両チームにとって勿体無いカードを貰ってしまいました。
この1点でゲンクが盛り返しに掛かるが、STVVは無理にカウンターを仕掛けず、落ち着いて試合を運び、時間を潰します。後半アディショナルタイムには、スホールス、ドンペの2人を下げて、冷静に時間を消費し、試合は両者点が入らず。試合は3-1でSTVVが勝利し、暫定2位に浮上しました。
早い時間帯での先制点で、ペースを掴んだSTVV。個の能力が高い両サイドのアタッカーの、エジミウソン、ドンペの2人の個人技を最大限に引き出した、高速カウンターと巧みなポジションチェンジにより、好調のSTVVが勝つべくして勝った試合になりました。数々の辛酸を嘗めてきた宿敵ゲンクに勝利したことで、今後の飛躍も望めそうです。
敗れたゲンクは、ほとんどいいところがなく、厳しい試合内容に。中盤の主軸のMFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチが、急遽ラツィオへ移籍することになり、この試合は得点源のデ・カマルゴも不在。ボールを回して、STVVの守備陣を剥がそうと試みるが、終始崩すことができませんでした。
STVV は、フォーメーションは4-3-3。34歳の青年監督エミリオ・フェレーラが率いるチームは、実績のある選手はほとんどいない無名軍団ながら、80年代生 まれが、GKヴィリアン・デュトワ、DFアルフォンソ・アルタベの2人のみで、他9選手は90年代生まれの若い選手が中心となっています。スタンダールか ら完全移籍加入したMF小野裕二は、開幕からトップ下で出場しています。
対するゲンクは、昨シーズンと変わらず4-4-2が基本フォー メーション。守備の要のカメルーン代表DFカラ・エムボジがアンデルレヒトへ引きぬかれたため、急遽シャルルロアの若手CBセバスティアン・デワールトを 獲得。12年ぶりにゲンクへ復帰した、元ベルギー代表FWイゴール・デ・カマルゴが怪我のために欠場。ブルサスポルから獲得した、18歳のFWエネス・ウ ナルが先発に抜擢。こちらはベテランのMFブッフェル、ゴリユス、バイエンスらが出場するも、FWウナル、スフライフェルス、MFヘイネン、DFカスター ニュが10代と、非常に若いチーム構成になっています。
両者のここ20試合の対戦成績は、ゲンクの15勝4分1敗と、STVVを圧倒。常 に上位争いをするゲンクと、毎年残留争いに巻き込まれたSTVVとでは、やはり差が出てしまうのは致し方ないが、60~70年代は、リンブルグを代表する クラブとして、上位争いをしていた古豪STVVとしては、スターイェンで負けるわけにはいきません。
試合は11分に動き ます。ハーフウェイライン、右サイドラインギリギリで、ゲンクCBカバセレからボールを奪った、FWヤニス・ムボンボがドリブルで右サイドを直進し、ムボンボを追い抜いた、右WGのジャン=リュック・ドンペにスルーパスし、バガヨコはダイレクトでクロスを挙げると、ニアサイドの小野裕二はスルーすると、最後 は逆サイドから上がってきた、MFジュニオール・エジミウソンが合わせて、STVVが先制します。
更に14分、イケイケのSTVVは、ドンペのミドルシュートで、ゲンクゴールを脅かします。
STVVは高速カウンターが主軸のチームだが、前線の4人のポジションチェンジが多いのも特徴。特にドンペとエジミウソンは両者がサイドを入れ替えることが多く、共に同じサイドで攻めることもあります。普段は共に距離が遠い位置でプレーするドンペとエジミウソンだが、サポートに入るスホールスや両サイドバックとのユニットで、サイドプレーヤーに圧力を掛けてきます。シュートこそは、ゲンクの守護神ケテレシュに防がれるものの、完全に試合のペースを握ります。
対するゲンクは、両サイドのブッフェル、ゴリユスを軸にボールを繋いで、スフライフェルスが裏を狙い、ウナルが楔のパスを受けようとするが、STVVの守備陣は上手く挟み込み、ゲンクの攻撃陣にチャンスを作らせません。こぼれ球をバイエンスとヘイネンのダブルボランチが拾い、ミドルシュートを狙うものの、今季好調のフランス人GKデュトワがゴールを許しません。
前半は1-0で、STVVがリードで折り返します。
後半になっても勢いが止まらないSTVV。51分、最終ラインからドリブルで駆け上がった、STVVの右SBママドゥ・バガヨコからパスを受けたドンペが、スピードに乗ったドリブルで、ゲンクの左SBデドリック・ツィマンガを追い抜いて、中央に折り返すと、ニアに飛び出したヤニス・ムボンボが押し込んで、STVVが貴重な追加点をあげます。実質、ドンペのゴールと言ってもいい完璧な仕掛けでした。
2点差付けられたゲンクは、全く仕事ができなかった若手FWシーベ・スフライフェルスを下げて、18歳のジャマイカ人FWレオン・バイリーを投入します。
前がかりになったゲンクに対し、面白いようにカウンターが決まるSTVV。61分には、自陣左サイドで小野裕二がタックルで引っ掛けたボールを、左サイドに流れていたドンペの足下に入り、一気にシュートに持ち込みます。ゲンクはリスクを背負い、前がかりになって、人数掛けて攻撃するも、アルタベを中心とするSTVVの守備陣を崩すことができません。
78分、ゲンクのクロスボールをセンターバックのエリショが弾き出すと、ボールは小野裕二の足下に入ると、すかさずゲンク守備陣が2人で囲い込むが、ヒールパスで右サイドタッチライン際のスペースにパスを出すと、回りこんできたエジミウソンの足下へ。エジミウソンはすかさず守備陣の裏のスペースにスルーパス。それに反応したドンペがドリブルでカバセレをかわしてシュート。これが決まり、ドンペは今季初ゴールを記録。STVVはライバル相手にダメ押しの3点目をもぎ取ります。
3点目を決めて間もない81分、不用意なファールでSTVVはPKを与えてしまうと、ゲンクMFヨニ・バイエンスが落ち着いて決めて、3-1に。試合はダービーらしい荒れ模様になり、執拗に抗議したゲンクのペーテル・マース監督は退席処分に。STVVのエジミウソン、ゲンクのカバセレ、バイエンスにもイエローカードが提示され、両チームにとって勿体無いカードを貰ってしまいました。
この1点でゲンクが盛り返しに掛かるが、STVVは無理にカウンターを仕掛けず、落ち着いて試合を運び、時間を潰します。後半アディショナルタイムには、スホールス、ドンペの2人を下げて、冷静に時間を消費し、試合は両者点が入らず。試合は3-1でSTVVが勝利し、暫定2位に浮上しました。
早い時間帯での先制点で、ペースを掴んだSTVV。個の能力が高い両サイドのアタッカーの、エジミウソン、ドンペの2人の個人技を最大限に引き出した、高速カウンターと巧みなポジションチェンジにより、好調のSTVVが勝つべくして勝った試合になりました。数々の辛酸を嘗めてきた宿敵ゲンクに勝利したことで、今後の飛躍も望めそうです。
敗れたゲンクは、ほとんどいいところがなく、厳しい試合内容に。中盤の主軸のMFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチが、急遽ラツィオへ移籍することになり、この試合は得点源のデ・カマルゴも不在。ボールを回して、STVVの守備陣を剥がそうと試みるが、終始崩すことができませんでした。