今シーズンは10位で終了した、KVオーステンデは、今季限りで契約満了になったフレデリク・ヴァンデルビースト監督の後釜として、今季はコルトライクを率いた、イヴ・ヴァンデルハーゲ氏の就任を発表しました。


すでに5月11日に、ヴァンデルハーゲ氏の監督就任を発表していたオーステンデだが、シーズン終了後の今日、オーステンデのホームスタジアム、アルベルトパークに訪れ、正式にサインを結びました。

ヴァンデルハーゲは、選手時代は、ムスクロン、アンデルレヒトなどで活躍し、29歳で遅咲き代表初選出されてから、ベルギー代表48試合に出場。2002年W杯にも出場を果たし、日本戦にも出場しています。タイトで読みが鋭い守備が特徴的で、統率力も優れ、アンデルレヒトではキャプテンも経験。2008年に引退するまで、38歳までプレーしました。

指導者としては、現役引退直後に故郷のルーセラーレ近郊のKVコルトライクのアシスタントコーチに就任。現チュニジア代表監督のジョルジュ・レーケンス、そして今シーズンの優勝監督であるゲントのハイン・ヴァンハーゼブルック氏の右腕として、監督の補佐を務め、今シーズンからコルトライクの監督に昇格し、監督初経験ながら、コルトライクのプレーオフ進出に大きく貢献しました。

その腕に注目したKVオーステンデのマルク・クーケ会長がヴァンデルハーゲ監督の引き抜きを画策。ベルギー最大の製薬業・オメガファーマの最高経営責任者のクーケ氏は、自転車ロードレースでの実績のみならず、近年はベルギーサッカー界でも存在感を発揮しており、プレーオフ進出のために大きく動いており、順位が上のコルトライクから、大胆な引き抜きを行いました。

昇格3年目の飛躍を目指すオーステンデ。今後の補強も含め、楽しみな存在になりそうです。