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ベルギーサッカー、ベルギーリーグ関係の書き殴りブログです

ジュピラーな人達

<a href="http://ameblo.jp/rcsc/entry-12019697311.html">ジュピラーな人達 Vol.91 レノー・エモン</a>

今月2回目のジュピラープレーヤーズ。
今回はワースランドの3シーズン連続の残留に大きく貢献し、
自身も得点王争いに加わっている、レノー・エモンです。

レノー・エモン

レノー・エモン Renaud Emond
生年月日 1991年12月5日(23歳)
国籍 ベルギー
出身地 アルロン
身長 186cm
利き足 右
ポジション FW
背番号 16

クラブ遍歴
2010-2013 エクセルシオール・ヴィルトン
2013- ワースランド・ベヴェレン




トップリーグ2年目になるレノー・エモンは、
今シーズンは、ワースランド・ベヴェレンで、14得点を記録し、
得点ランクトップのミトロヴィッチとは2点差につけて、
今シーズンの得点王が狙えるチャンスを得ています。

2012シーズンに昇格したワースランドだが、
毎年のように残留争いに強いられ続けながらも、
今シーズンはエモンの活躍により、3シーズン連続の残留に貢献。
決してサポートに恵まれるチームではないものの、
数少ないチャンスをモノにしてきた勝負強いストライカーです。

ベルギー南部のルクサンブール州で、
隣国ルクセンブルクのお隣の街、アルロンで生まれ育ち、
地元に近いクラブ、エクセルシオール・ヴィルトンに、18歳で昇格し、
3部リーグながら、すぐにチームの主力に定着。
2012-2013シーズンには、35試合27得点を決め、3部の得点王に。
その年のルクサンブール州の最優秀選手にも選ばれ、
その翌シーズンには、ワースランドへの移籍が決定します。

典型的なワンタッチゴーラーで、
サイドからのクロス、こぼれ球への強さを売りとするアタッカーで、
囲まれても絶妙なポジション取りでゴールを量産しています。
今季の活躍により、クラブ・ブルッヘ、スタンダールが興味を示しており、
今後の飛躍も期待されています。

<a href="http://ameblo.jp/rcsc/entry-12018066488.html">ジュピラーな人達 Vol.90 ボリ・ボリンゴリ・ムボンボ</a>

久々のジュピラープレーヤーズです。
今回はロメル・ルカクの従兄弟で、
クラブ・ブルッヘのスーパーサブのボリ・ボリンゴリ・ムボンボです。

ボリ・ボリンゴリ=ムボンボ

ボリ・ボリンゴリ=ムボンボ Boli Bolingoli-Mbombo
生年月日 1995年7月1日(19歳)
国籍 ベルギー
出身地 アントワープ
身長 180cm
利き足 左
ポジション FW(左ウイング)
背番号 63

クラブ遍歴
2013- クラブ・ブルッヘ



ヨーロッパリーグベスト16でのベシクタシュ戦にて、
アウェーでの第2戦で、2得点を挙げて、
勝利に大きく貢献したボリ・ボリンゴリ・ムボンボ。
今回はこの19歳の若手を取り上げたいと思います。

ロメル、ジョルダンのルカク兄弟の従兄弟である
ボリンゴリ=ムボンボは、アントワープで生まれ、
アントワープの各クラブを転々とし、
ユースでは2010年からクラブ・ブルッヘに所属していました。
18歳になった昨シーズンにトップチーム昇格を果たし、
開幕戦の7月25日に、88分から出場し、プロデビューを果たします。

昨シーズンは7試合1得点で終了したが、
今シーズンは主にカップ戦中心にプレーし、
16試合に出場し、5得点を記録しています。
ELのベシクタシュ戦、カップ戦準決勝のセルクル戦など、
重要な局面での活躍が目立っています。

スピードに優れ、主に左サイドで起用され、
クルブでは、流れを変える切り札として重宝されています。
スタミナ配分や技術的な粗さに課題はあるものの、
徐々に出場機会を増やしており、
今後の成長が楽しみの若手の一人です。

<a href="http://ameblo.jp/rcsc/entry-11976519345.html">ジュピラーな人達 Vol.89 ジェームズ・トロイージ</a>

ジュピラープレーヤーズ第89回。
今回はオーストラリア代表として
アジアカップに出場し、開幕戦で1ゴールを上げた、
ズルテ・ワレヘムのジェームズ・トロイージを取り上げます。

ジェームズ・トロイージ

ジェームズ・トロイージ James Troisi
生年月日 1988年7月3日(26歳)
国籍 オーストラリア
出身地 アデレード
身長 177cm
利き足 右
ポジション MF(セカンドトップ)
背番号 10

クラブ遍歴
2007-2008 ニューカッスル・ユナイテッド(イングランド)
2008-2009 ゲンチレルビルレジ(トルコ)
2009-2012 カイセリスポル(トルコ)
2012-2013 アタランタ(イタリア)
2013-2014 メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)
2014- ズルテ・ワレヘム

代表歴
2008- オーストラリア



昨シーズン限りでズルテ・ワレヘムを去った、
トルガン・アザールの背番号10を継ぐ、
オーストラリアのセカンドストライカーのトロイージ。
去年のワールドカップに引き続き、
今回のアジアカップにも招集され、先発で出場し、
後半アディショナルタイムにダメ押しのゴールを決めています。

地元メルボルンでプレーをしていたが、
2005年、イングランドの名門ニューカッスル・ユナイテッドに入団。
下部組織でプレーし、2007年にはトップチームに昇格し、
2008年には、北京五輪に出場します。
しかし、所属クラブで出場機会がなかったトロイージは、
2008年にトルコのゲンチレルビルレジへ移籍、
1年後には、カイセリスポルへ移籍すると、ポジションを獲得し、
2012年には、イタリアのアタランタへ移籍します。

アタランタで出場機会に恵まれず、
地元オーストラリアのメルボルン・ビクトリーでプレーし、
28試合12得点の活躍でチームを牽引。
完全移籍のオファーはあったものの、
欧州でのプレーを希望したトロイージは、
今シーズンからズルテ・ワレヘムでプレーすることになりました。

ベルギーリーグデビューは第7節からになったものの、
メンバーの多くが入れ替わった難しい時期にも関わらず、
積極的に前線へ仕掛けるプレーで、
不調なチームの中でも息を吐き、
第11節のスタンダール戦ではダメ押しの2点目、
第15節のゲンク戦では先制ゴールを挙げる活躍で、
重要な試合において、存在感を発揮し、
1年目ながら、ズルテには欠かせない存在になっています。

ズルテ・ワレヘムではトップ下でプレーし、
積極的な飛び出しと、思いっきりのよいミドルシュートで、
果敢にゴールを狙うのが特徴で、
常に闘志を前面に出すプレーで存在感を発揮しています。
周りの動きを見る前に、個で仕掛けてしまうために、
やや視野の狭さを感じさせることはあるものの、
それは枠を入れる技術が高いからであってのことだと思います。



第18節のクルブ戦では、試合には敗れたものの、
後半アディショナルタイムに決めた45mのロングシュートを、
オーストラリアの同僚のマシュー・ライアンに決めています。
今後も「見えたら打つ」と言わんばかりの
思い切ったプレースタイルを見せてもらいたいと思います。

ジュピラーな人達 Vol.88 アドリアン・トレベル

去年はあまりできなかったジュピラープレーヤーズ。
新年早々、久々にやってみることにします。
今回は、今シーズンからフランスのナントから移籍し、
スタンダールの中心選手として活躍している、
フランス人MFアドリアン・トレベルを取り上げます。

アドリアン・トレベル

アドリアン・トレベル Adrian Trebel
生年月日 1991年3月10日(23歳)
国籍 フランス
出身地 ドルー
身長 173cm
利き足 左
ポジション MF(トップ下、センターハーフ)
背番号 23

代表歴
2010-2011 フランスU-21代表 10試合1得点



今季は開幕から不振が続くスタンダールにおいて、
孤軍奮闘っぷりを見せつけているトレベル。
フランス中部のサントル地域圏のドルー出身で、
幼少時に才能を見出され、13歳で名門ナントの下部組織に加わります。

トップチームデビューは2011年2月。
初年度こそは途中出場が多かったものの、
2年目からは着実に試合出場を増やし、
3年目には34試合2得点の活躍でリーグアン昇格に貢献します。

しかし、自身初のリーグアンでのプレーは、
怪我もあり、僅か12試合の出場に留まり、
出場機会を求めたトレベルは、ナントとの契約延長にサインせず、
2013-2014シーズン終了を持って、ナントを退団します。
シーズン終了後にフリーエージェントになったトレベルだったが、
スタンダール・リエージュがオファーを出し、
今季のスタンダールの獲得第1号として発表されます。

スタンダールへ移籍しても、順風満帆とはいかず、
当初はベンチ入りメンバーからも外れることが多く、
なかなかチャンスに恵まれません。
だが、チームの不調、怪我人の続出により、
第5節から徐々に出場機会を増やし、
豊富な運動量とテクニックで存在感を発揮し、
チーム内での信頼を勝ち得るようになっていきます。

ガイ・ルゾン前監督時には、センターハーフ、サイドハーフに起用され、
固定されたポジションでプレーすることができずに、
ゴール、アシストともに結果は残せなかったものの、
ヴコマノヴィッチ監督に交代してからは、トップ下に固定され、
以後、8試合出場で5アシストと大活躍。
今ではスタンダールに欠かせぬアタッカーとなりました。

利き足は左利きだが、右でもそつなくこなし、
スタンダールではセットプレーの多くをトレベルが蹴っています。
キックの選択肢も豊富で、得に左足からは多彩なキックを持ち、
2014年最後の試合となったロケレン戦では、
ドライブが掛かったキックで、小野裕二の初ゴールをアシスト。
長年、セットプレーに課題があったスタンダールにとっては、
トレベルのキックは大きな武器になっています。

体格こそ恵まれていないものの、運動量はチーム屈指で、
ポジションも中央にこだわらず、スペースに積極的に入ったり、
守備も最終ライン近くまでカバーするなど、
攻守においても献身的なプレーが多く、
スタンダールもトレベルにボールが回ることによって、
チームのリズムを作っています。
試合を重ねるごとに、デ・カマルゴ、小野裕二らとの連携が高まり、
徐々に試合のクオリティも上がってきました。

身体の当たりが弱く、決定力に物足らなさはあるものの、
これまで個人技中心で、カウンター主体のスタンダールに、
新たなアクセントを与える、重要な選手であり、
今後のスタンダールの巻き返しの鍵を握るでしょう。

ジュピラーな人達 Vol.78 ハムディ・ハルバウィ

第78回目のジュピラープレーヤーズ。
今回は得点ランク2位につけるロケレンのエースストライカー、
チュニジア代表FWハムディ・ハルバウィを取り上げます。

ハムディ・ハルバウィ



ハムディ・ハルバウィ Hamdi Harbaoui
生年月日 1985年1月5日(29歳)
国籍 チュニジア
出身地 ビゼルト
身長 186cm
利き足 右
ポジション FW(センターフォワード)

クラブ遍歴
2003-2007 エスペランス(チュニジア)
2007-2008 エクセルシオール・ムスクロン
2008-2010 RCSヴィセ
2010-2011 OHルーヴェン
2011- ロケレン

代表歴
2005-2006 チュニジアU-20代表
2012- チュニジア代表 11試合4得点


得点ランキング2位の14得点を挙げ、
昨シーズンに続き、好調のロケレンを支えるハルバウィ。
2011年にロケレンに移籍してから、3年連続の二桁得点で、
ここ数年、躍進中のロケレンの原動力となっています。

チュニジアの北部ビゼルト出身で、
アフリカ有数の名門エスペランスで18歳でデビューし、
2007年には当時ベルギー1部のムスクロンへ移籍。
しかし、ムスクロンでの出場数は6試合と振るわず、

当時3部BのRCSヴィゼへ移籍します。
ヴィゼで出場機会を得たハルバウィは、
初年度の2008-2009シーズンには19得点。
2009-2010シーズンには14得点を挙げ、
リーグ得点王となり、ヴィゼの3部B優勝に貢献します。
2010-2011シーズンには、2部のOHルーヴェンへ移籍。
3部で自信をつけたハルバウィは、2部でもゴール量産し、
25得点で2部得点王に輝き、OHLは2部優勝を果たします。

この活躍を認められたハルバウィは、2011年にロケレンへ移籍。
ロケレンでもレギュラーに定着し、
2011-2012シーズンには12得点、2012-2013シーズンは11得点、
今季は第26節終了時点で14得点と、
コンスタンスにゴールを量産しています。

チュニジア代表では、各年代別代表を経験するものの、
A代表デビューしたのは、2012年。
27歳での遅咲きで代表デビューを飾ります。
2013年のアフリカ選手権にも出場するなど、
今ではチュニジア代表の常連として定着しています。

典型的なセンターフォワードで、
186cmの肉体を活かした、フィジカルプレーヤーで、
ロケレンでは混戦の中から、強引にゴールを決めたり、
身体の強さを活かしたポストプレーで攻撃陣を牽引。
中でもヘディングシュートが得意で、
叩きつけるシュートやコースをずらすシュートなど種類は豊富。
ドゥトラ、デ・パウ、パトシ、ルマクル、ヴァナーケンなど、
攻撃のタレントが豊富なロケレンだが、
安定したポストプレーをこなすハルバウィは替えが効きません。
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