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ベルギーサッカー、ベルギーリーグ関係の書き殴りブログです

2015年03月

<a href="http://ameblo.jp/rcsc/entry-12008257657.html">ベールスホット・ウィルライク、1万人の大観衆の中、3部昇格決定</a>

ベルギー4部のグループCの第26節が行われ、
ベールスホット・ウィルライクが、FCライラに4-0で勝利し、
2位のエスペランツァ・ペルトとの差を、残り4試合で13点差を付けて、
グループCの優勝を確定し、来季の3部昇格が決定しました。

ベールスホット・ウィルライク



勝利すれば優勝を決めるこの試合には、
4部リーグとしては異例の1万人の大観衆が集まり、
オリンピックスタディオンのメイン、バックスタンドを埋め、
1部リーグ並の熱狂的なスタンドに背中を押された、
ベールスホット・ウィルライクのイレブンが、期待に応えました。

2014年6月に、1600万ユーロの負債を抱え、倒産したベールスホットを
近隣のアマチュアクラブのFCOウィルライクが吸収合併し、
KFCOベールスホット・ウィルライクに生まれ変わり、
昨シーズンは5部からやり直すことになったものの、
復活を目指すファンの熱い後押しを受けて、
5部ながら、平均6000人を集め、大きな話題になっていました。

その後、昨シーズンは圧倒的な強さで5部を制すると、
今シーズンも4部リーグを序盤から勝ち続け、
4試合を残し、リーグ優勝を確定。
再結成から2年で、3部リーグに戻ってきました。


奇跡の集団、ベールスホット・ウィルライク。
あるべき場所まで、あと2つのカテゴリーまで迫ってきました。

<a href="http://ameblo.jp/rcsc/entry-12008249652.html">EURO2016予選 ベルギー-キプロス</a>

28日にスタッド・ボードワンで行われた、
EURO2016予選、ベルギー-キプロスの試合結果です。







ベルギーのスタメンはここ数試合とほぼ変わらぬメンバー。
若干の入れ替わりがあるセンターハーフと3トップだが、
センターハーフはヴィツェル、ナインゴラン、フェライニ。
3トップはアザール、デ・ブライネ、ベンテケの3人です。

試合は実力に勝るベルギーが前半から押し込む展開になり、
21分にコーナーキックからのゴール前の混戦を、
フェライニが左足で流し込んで、ベルギーが先制します。
得意のセットプレーからの混戦では強さを発揮するフェライニ。
逆足でもゴールに流し込む、混戦の強さを発揮します。

その後、キプロスのラフプレーに手を焼き、
アンカーのヴィツェルが痛める、厳しい展開になるものの、
ベルギーは相手のラフプレーに乗らず、冷静にゲームを運び、
31分、キプロスのクリアボールを拾ったベルギーが、
右サイドのアザールのクロスから、ベンテケが頭で合わせて2点目。
前半を2-0で折り返します。

その後も試合を支配したベルギーは、
65分、ゴール右斜25m付近でボールを受けたフェライニが、
左足でのミドルシュートで、ベルギーが3点目。
フェライニとしては珍しいミドルシュートで、
左足で2得点も奪う、珍しい展開になります。

更に2分後の67分には、ナインゴランの縦パスを受けたアザールが、
ヴィツェルとのワンツーでゴール前に入り込み、
2人に囲まれつつも、一瞬の隙を狙ったシュートが、
ゴールポストに当たりながら吸い込まれ、これが4点目。
アザールの閃きで、試合を決定づける4点目を奪います。

余裕の試合展開のベルギーは、70分にアザールを温存。
続いて、フェライニとベンテケも早々に下げて、
69分にはフェレイラ・カラスコ、70分にはバチュアイを投入。
カラスコとバチュアイは代表デビューを飾ります。

すると80分。
キプロスのミスを突いたベルギーが、ゴール前のバチュアイにパス。
GKとの1対1を冷静にゴール右隅にシュートを放ち、5点目。
バチュアイは、デビュー戦で初ゴールを決めます。

試合は5-0で終了。
守備陣は大きな仕事がなく、終始ベルギーが支配するゲームでした。
荒いキプロス相手に、アザール、フェライニを早々に下げて、
選手も怪我なく無事に試合を終わらすことができました。


試合を見ていての感想ですが、
ボールを奪われた後の切り替えが素早く、
ナインゴラン、フェライニの切り替えの速さが目立ち、
キプロスにカウンターのチャンスをほとんど与えませんでした。
特に2得点のフェライニは、完璧な出来で、
本人が望むセンターハーフのプレーとしても、
今回は満点の出来だったように思えます。

W杯ベスト8の実績からか、最近は相手チームのチェックが厳しく、
激しすぎるラフプレーをしてくる相手が増えました。
31日のイスラエル戦も厳しい試合になるでしょうが、
怪我なく乗り越えて欲しいと思います。

<a href="http://ameblo.jp/rcsc/entry-12007395056.html">ムポク、コンゴ・キンシャサを選択</a>

元ベルギーU-21代表で、現在はカリアリに所属する
FWポール=ジョゼ・ムポクが、代表チームを自身のルーツである、
コンゴ民主共和国(以後キンシャサ)を選択しました。

コンゴ・キンシャサは、ベルギーの植民地だった歴史から、
ベルギーでは、キンシャサにルーツがある選手が多く、
過去には、ムペンザ兄弟、ムディンガイがプレーし、
現在のベルギー代表でも、コンパニ、ルカク、ベンテケなど、
コンゴにルーツがある選手がプレーしています。

しかし、コンゴ・キンシャサのサッカー協会も、
他のアフリカのサッカー協会同様に、
トラブルが絶えないチームには、進んで選択する選手は非常に少なく、
アフリカネイションズカップにも出場できず、
非常に厳しい状況に置かれていました。

そんな中、旧宗主国であるベルギーの状況が変わり、
コンゴからの移民だけではなく、
ベルギー国内で生まれたコンゴ系の選手は、
年代別代表では、ベルギーでプレーした選手は多いものの、
ここ数年でのベルギーの躍進により、
ベルギー代表に選出されるのも容易ではなくなってきました。


近年は、国際舞台での活躍を求める若者が増えており、
その流れは、コンゴ・キンシャサも波及してきました。
ベルギーの年代別代表経験者では、
すでにシャルルロアのエンドンガラ、
アンデルレヒトのクディンバナが選択。
フランスからはケバノ、オランダからはルコキと、
年代別代表で実績がある選手が集まってきました。

そして、かつてはベルギー代表を目指したムポクも、
コンゴ・キンシャサへの合流を発表。
新たな仲間達と共に、W杯出場を目指すことになりました。
すでにプレミアリーグで実績があるムルンブや、
アンデルレヒトでの実績が十分のムベンバ、エンサカラも加えると、
非常に楽しみなチームになってくるのではないかと思います。

ベルギー代表でプレーすることは無くなりましたが、
ムポクの選択には、素直に応援したいなと思います。

<a href="http://ameblo.jp/rcsc/entry-12005767620.html">オリヴィエ・デシャヒト、6年ぶりに代表復帰</a>

23日、ベルギー代表は怪我のため、
FWルカク、MFデフール、DFムニエの代表離脱を発表し、
代替招集として、アンデルレヒトから、
アントニー・ヴァンデンボーレと
オリヴィエ・デシャヒトの招集を発表しました。

デシャヒト

2001年にトップチームに昇格してから、
アンデルレヒト一筋14年プレーしているデシャヒトが、
2009年3月以来、6年ぶりの代表復帰を果たしました。

アンデルレヒトの14年間で公式戦500試合以上出場し、
今もなお、主力として活躍しているデシャヒト。
本職は左サイドバックだが、今季はチーム事情により、
センターバックでプレーすることが多く、
難しい状況ながら、キャプテンとしてチームを引っ張っています。

代替招集のため、試合出場は厳しいと見られるが
豊富な運動量と統率力が魅力の33歳のDFデシャヒトの招集は、
ベルギーメディアでは、ビッグニュースとして扱われております。

<a href="http://ameblo.jp/rcsc/entry-12005758527.html">クラブ・ブルッヘ、8年ぶりのベルギーカップ制覇</a>

ベルギーカップ決勝の試合結果です。

ベルギーカップ決勝

フルタイム動画
http://www.rtbf.be/video/detail_cofidis-cup?id=2002659



ベルギーのフットボールを常に引っ張ってきた
クルブとアンデルレヒトが決勝進出を果たしたが、
クルブは8年ぶり、アンデルレヒトは6年ぶりと、
カップタイトルどころか、決勝進出すら辿り着いていませんでした。

ヨーロッパリーグもベスト8に進出し、
リーグも首位を走るクルブのスタメンは、
怪我のビクトル・バスケス以外はほぼベストメンバー。
ベシクタシュ戦でも2得点を挙げた、
ルカクの従兄弟である、ボリ・ボリンゴリ・ムボンボがスタメンに抜擢。
特に目立ったゴールスコアラーはいないものの、
総合的にゴールを奪えるのが、今のクルブの強みです。

対するアンデルレヒトは、レギュラーシーズンは3位でプレーオフ進出。
序盤戦から、守備陣の負傷者が続出し、今回も厳しいメンバーに。
ムベンバ、ナイティンク、ヴァンデンボーレ、ティールマンスが不在と、
ベスニク・ハシ監督も頭を悩ませる日々が続きます。

試合は11分に動きます。
左サイドからのセットプレーから、
キッカーのラファエロフがファーサイドへロングボールを蹴ると、
大外から走りこんでいたデ・ステルが、
得意のヘッドで合わせて、クルブが先制します。

反撃するアンデルレヒトは、
左サイドのプラート、マリンを軸に攻撃を組み立て、
エースのミトロヴィッチへボールを送り込みます。
しかし、クルブの守備陣はGKライアンを中心に跳ね返し続け、
虎視眈々にカウンターで追加点を狙います。

両者とも決定機を演出する激しい展開になったものの、
87分にアンデルレヒトが右サイドからクロス。
これをシモンスがクリアを試みるが、アチェンポンの足下に入り、
マイナス方向に折り返すと、最後はミトロヴィッチ。
ミトロヴィッチが土壇場で同点ゴールを叩き込みます。

このまま延長線に突入かと思われた92分。
センターライン付近からのフリーキックから、
バイタルエリアに落とされたボールを、
リオル・ラファエロフが、直接ボレーで合わせて、
これがゴール左に吸い込まれ、これが決勝点。

クルブは8年ぶりのベルギーカップ優勝。
長年遠ざかっていたメジャータイトルを獲得となりました。


ギャラリー
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