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ベルギーサッカー、ベルギーリーグ関係の書き殴りブログです

2013年08月

ジュピラーな人達 Vol.67 ジョルダン・ルマクル

第67回目のジュピラープレーヤーズ。
今回は前回のハンス・ヴァナーケンに続き、
新加入のFWジョルダン・ルマクル。

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ジョルダン・ルマクル Jordan Remacle
生年月日 1987年2月17日(26歳)
国籍 ベルギー
出身地 ヴェルヴィエル
身長 175cm
ポジション FW(ウイング)
利き足 左
背番号 14

クラブ遍歴
2003-2006 ゲンク
2006-2007 RKCワールワイク(オランダ)
2007-2008 ヘルモント・スポルト(オランダ)
2009-2010 RBCローゼンタール(オランダ)
2010-2012 OHルーヴェン
2012 ゲント
2013 ワースランド・ベヴェレン
2013- ロケレン

代表歴
2005-2006 ベルギーU-19代表
2006-2007 ベルギーU-21代表



開幕のアンデルレヒト戦から、3試合連続ゴールのルマクル。
ロンメルから移籍したハンス・ヴァナーケンと共に、
4試合で3勝1引き分けの好調ロケレンの原動力となっています。

経歴は全てオランダ圏のクラブに所属しているが、
リエージュ近郊のヴェルヴィエル出身。
スタンダール・リエージュの下部組織で幼少期を過ごすが、
2000年にゲンクの下部組織へ移籍し、2003年にデビュー。
その後、オランダのRKC、ヘルモント・スポルト、
RBCローゼンタールなど、オランダの1部、2部のクラブを渡り、
2010年に当時ベルギー2部のOHルーヴェンへ移籍。
オランダのクラブで苦労したルマクルだったが、
OHルーヴェンでは、エースとして、50年ぶりの昇格に貢献。
昇格後も、開幕戦にアンデルレヒトを破るゴールをアシストし、
ルマクルも9得点マークし、OHLの残留に貢献。
翌シーズンに移籍した、ゲントでは不調でレギュラーから外れるが、
ワースランド・ベヴェレンへ移籍し、完全復活。
活躍を認められ、ロケレンへ移籍することになりました。

右腕、上半身に多くのタトゥーを掘るルマクル。
イカつい風貌に似合い、気持ちを全面に出し、
1対1での勝負は、絶対逃げない、挑戦的なアタッカー。
本職は右ウイングだが、昨シーズンは左ウイングでプレーし、
どちらのサイドでもクオリティは変わらず。
一瞬の瞬発力とトリッキーなドリブルを得意とし、
中に切り込んでは強烈なミドルシュートも狙うなど、
サイドにいながらも多彩な動きが特徴。
若干視野が狭くなったり、無理な突破を試みることはあるが、
守備もサボらず、スピードも持続力があり、
カウンター攻撃には打ってつけのアタッカーです。

ロケレンでは、放出したモクルに代わり、右サイドに定着。
前任者はセカンドストライカーとしての役割だったが、
ルマクルはドリブルを軸とするチャンスメーカー。
ハンス・ヴァナーケンと共に、ロケレンの攻撃の幅を広げる人材で、
ロケレンの躍進の鍵を握る人物と言えるでしょう。

ジュピラーな人達 Vol.66 ハンス・ヴァナーケン

連日のジュピラープレーヤーズ。
今回は開幕戦でアンデルレヒトを沈めた、
ロケレンの新鋭、MFハンス・ヴァナーケン。

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生年月日 1992年8月24日(20歳)
国籍 ベルギー
出身地 アクセルワル
身長 185cm
ポジション MF(トップ下)
利き足 右
背番号 15

クラブ遍歴
2010-2013 ロンメル・ユナイテッド
2013- ロケレン

代表歴
2012- ベルギーU-20 2試合

アンデルレヒト戦の2得点
http://www.tvl.be/nl/2013-07-29/lommelaar-hans-vanaken-revelatie-van-eerste-speeldag/#.UgHZHm1rSkw


2連覇中の王者アンデルレヒトが開幕戦で敗れる、
波乱のスタートとなった、2013-2014ベルギープロリーグ。
その波乱を起こしたのは、ロケレンの新鋭ハンス・ヴァナーケン。
2部のロンメル・ユナイテッドから移籍し、
この試合がトップディヴィジョンでのデビュー戦で
元クロアチア代表MFイヴァン・レコに代わり、
トップ下に抜擢され、2得点1アシストと猛威を振るいました。

出身はベルギーだが、2002年から6年間は
オランダのPSVの下部組織に在籍していたヴァナーケン。
2008年には兄のサム・ヴァナーケンが在籍し、
80年代には、父のヴィタル・ヴァナーケンがキャプテンを務めた
ベルギー2部のロンメル・ユナイテッドへ移り、
2010年にはトップチームに昇格し、17歳でデビュー。
翌シーズンからレギュラーに定着し、
2011-2012シーズンは9得点、2012-2013シーズンは10得点と活躍。
兄のサムと共に、ロンメル・ユナイテッドを支える看板選手でした。
2013-2014シーズンから、ロケレンへ移籍することになりました。

トップ下のポジションでありながら、得点力が売りのヴァナーケン。
ロケレンのトップ下は、マラガ、クラブ・ブルッヘで活躍した
元クロアチア代表MFイヴァン・レコがプレーしていたが、
そのレコからポジションを奪う形でスタメンに抜擢。
レコのようなテクニシャンを売りとするファンタジスタではなく、
身体の強さと手足の長さを生かした、ポストプレーを持ち味とし、
1トップを囮にしながら、前線へ突っ込み、ゴールを狙います。
ベルギー代表で言うならば、フェライニに近いタイプでしょう。

今季のロケレンは、元ベルギー代表DFデニス・オドイに、
各年代別代表経験の実力者、MFジョルダン・ルマクルを獲得。
ペーテル・マース監督が就任し、3シーズン連続で好成績を収め、
実力をつけているロケレンの目標は、欧州リーグ出場権獲得。
ハンス・ヴァナーケンはその鍵を大きく握っています。

ジュピラーな人達 Vol.65 マッシモ・ブルーノ

今シーズン初のジュピラープレーヤーズ。
今回はセルクル戦2ゴールで絶好調の
19歳の若手右ウイング、マッシモ・ブルーノ。

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マッシモ・ブルーノ Massimo Bruno
生年月日 1993年9月13日(19歳)
国籍 ベルギー
出身地 ブスー
身長 177cm
ポジション FW(右ウイング)
利き足 右
背番号 17

クラブ遍歴
2010-2011 シャルルロア
2011- アンデルレヒト

代表
2012- ベルギーU-21 6試合出場



開幕前のベルギースーパーカップで決勝点を挙げて、
第2節のセルクル戦では、後半に2得点挙げて、
開幕から飛ばしている、マッシモ・ブルーノ。
今シーズンは、背番号17に変更し、更なる飛躍を目指します。

ベルギー南西部のワロン地方のエノー州ブスーで
イタリア系の家庭で生まれたマッシモ・ブルーノは、
モンス、シャルルロアの下部組織を経て、
2011年に17歳でトップリーグデビューを飾ります。
出場は1試合で終わったが、将来性を認められ、
翌シーズンからアンデルレヒトでプレーすることに。
移籍した2011年シーズンでは出番は恵まれなかったが、
ヨン・ファンデンブロム監督が就任した2012年から、
トップチームでの出場機会を増やし、スーパーサブで活躍。
ゴール、アシストと結果を残し、右ウイングのレギュラーに定着。
今や、デニス・プラートと共に、アンデルレヒトを牽引する、
ティーンエージャーとして、脚光を浴びています。

卓越したボールテクニックとスピードが売りの
典型的なウイングプレーヤーのブルーノだが、
キック力があり、強烈なミドルが得意な一面も。
右利きなので、サイドをえぐってクロスを放つことが多いが、
カットインして、逆足の左でシュートを打つこともあり、
得点への意欲の高さも見られます。
テクニックにも優れるが、直線的なプレーを好み、
一瞬のスピードとキレで勝負するタイプです。

各年代別のベルギー代表にも選ばれており、
トゥーロン国際トーナメントでも、才能を垣間見えました。
現在、ベルギーには多数のウイングプレーヤーがおり、
代表入りを目指すブルーノにとっては、
国内組のレスティエンヌやトルガン・アザール、
U-21代表の同僚であるムポクらと争うことになるが、
チャンピオンズリーグでブレークするようであれば、
来年のW杯メンバーに名を連ねるかもしれません。
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