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ベルギーサッカー、ベルギーリーグ関係の書き殴りブログです

2013年04月

ジュピラーな人達 Vol.63 ベニート・ラマン

今月2回目のジュピラープレーヤーズ。
今回は降格してしまったベールスホットで、
一人気を吐いた、若手FWベニート・ラマンです。

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ベニート・ラマン Benito Raman
生年月日 1994年11月7日(18歳)
国籍 ベルギー
出身地 ゲント
身長 172cm
ポジション FW
利き足 右
背番号 7

クラブ遍歴
2011-2012 ゲント
2013- ベールスホット

代表
2010-2011 ベルギーU-17代表
2011- ベルギーU-18代表



今季はもがき苦しんだベールスホット。
深刻な得点力不足を脱却するために、今年1月に補強を行い、
ゲントの若手、ベニート・ラマンも
半年間のレンタル移籍で、ベールスホットに加わることになりました。

ベールスホットに加入以降は、ベンチスタートだったが、
第27節のOHL戦では、アウェーながら、
チームに勝ち点1をもたらす同点ゴールにより、
レギュラーを獲得し、プレーオフまで戦い抜きました。
初ゴールの第27節から、3試合連続ゴール。
チームは結果を残すことはできなかったが、
ラマンはチームの救世主として、一気に成長して行きました。

172cmと小柄ながら、的確なポジショニングでゴールを狙い、
ベールスホットでのゴールは、5ゴール中3つがヘディングシュート。
足下もなかなかできるアタッカーではあるが、
あどけない表情に似合わず、泥臭さと抜け目なさが目立ちます。


プレーオフでセルクルに敗れたため、
ベールスホットは降格してしまったが、
ラマンは今後のベルギーリーグを盛り上げるアタッカーとして、
今後が期待されます。

ジュピラーな人達 Vol.62 バルト・ホール

第62回目のジュピラープレーヤーズ。
今回は4月9日で40歳を迎えた大ベテラン、
2部のウェステルロに所属するバルト・ホールです。

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バルト・ホール Bart Goor
生年月日 1973年4月9日(40歳)
国籍 ベルギー
出身地 ネールペルト
身長 183cm
ポジション MF(左ウイング)
利き足 左
背番号 44

クラブ遍歴
1991-1996 ヴェルブーデリング・ゲール
1996-1997 ゲンク
1997-2001 アンデルレヒト
2001-2004 ヘルタ・ベルリン(ドイツ)
2004-2005 フェイエノールト(オランダ)
2005-2008 アンデルレヒト
2008-2011 ゲルミナル・ベールスホット/ベールスホット
2011- ウェステルロ

代表
1999-2008 ベルギー代表 78試合13ゴール



2009.8.7 GBA-Standard


現在の代表監督マルク・ヴィルモッツと共に
2002年W杯を戦ったメンバーでありながら、
今もなお現役でプレーし続ける、バルト・ホール。
今回は40歳を迎えたということで彼を取り上げようと思います。

当時2部のヴェルブーデリング・ゲールの下部組織出身で、
シニアデビューは、1991年。
5年間2部でプレーし、1996年に後の代表監督に就任する、
エメ・アンテュニスが率いるゲンクへ移籍すると
33試合18ゴールの活躍で大ブレークし、翌年にアンデルレヒトへ。
アンデルレヒトでも主力を担い、2000年からは2連覇に貢献。
1999年には、25歳で代表初キャップを記録。
以後、2008年まで代表の不動の左ウイングとして活躍していました。

2001年からはヘルタ・ベルリン、
2005年にはフェイエノールトでプレーし、2006年に国内復帰。
アンデルレヒトに復帰はしたが、2008年に出場機会が激減。
当時のGBA(現ベールスホット)監督、アンテュニスに再び呼ばれ、
ベールスホットでプレーすることに。
2年半プレーし、円熟を増したプレーを見せていたが、
2011年の序盤戦は、チームの若返りの方針もあり、出場機会が激減。
当時、降格圏に瀕していたウェステルロを救うために、
自身が構想外となっていたベールスホットとの契約を解除し、
2011年11月にウェステルロへ移籍することになりました。

ウェステルロを降格から救うことはできなかったが、
当時39歳のホールは、現役の続行を発表し、
1年での復帰に向け、およそ15年ぶりに2部でプレーすることに。
第31節終了時点で、ウェステルロは3位で、
優勝はオステンドに決定したため、自動昇格はできなかったが、
ホールはチーム最多の11ゴールを記録し、チームを牽引。
まだまだ現役を退く気配を感じません。

2000年前後のベルギー代表は、
今のようなテクニカルな選手で固めているわけではなく、
フィジカル重視で無骨な選手が揃っていたが、
ホールは、テクニカルなドリブルと高精度のクロスを売りとした、
ベルギー屈指のテクニシャンとして活躍していました。
得点能力も高く、ロングレンジのシュートやヘッドも得意。
守備は苦手で、右足でのプレーはさっぱりだったが、
2000年台のベルギーを背負って立つプレーヤーでした。

30代を過ぎてからは、運動量も落ちたが、
テクニックと得点感覚は今も錆びず。
昨シーズンでも、ウェステルロの試合を見る限りは、
黒人の若い選手にも身体をぶつけるぐらい、
気合が入ったプレーを見せており、
気力もまだまだ衰えることはありません。

若いものにはまだまだ負けるつもりはないホール。
1日でも長くプレーしていて欲しいものです。

ジュピラーな人達 Vol.61 イモー・エゼキエル

半月ぶりのジュピラープレーヤーズ。
前回はミッチー・バチュアイだったので、
今回は相棒のイモー・エゼキエルを紹介したいと思います。

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イモー・エゼキエル Imoh Ezekiel
生年月日 1993年10月24日(19歳)
国籍 ナイジェリア
出身地 ラゴス
身長 178cm
ポジション FW
利き足 右
背番号 39

クラブ遍歴
2011-2012 36ライオンズ(ナイジェリア)
2012- スタンダール・リエージュ



現在、スタンダール・リエージュのチーム得点王で、
相棒のバチュアイと共に、攻撃の核のエゼキエル。
ナイジェリアからベルギーに渡り、1年3ヶ月が経ち、
今やリーグ屈指のストライカーの評価を受けています。

出身はナイジェリアの首都ラゴス。
その地元のクラブ、36ライオンズでプレーしていたが、
スタンダールのスカウトの目に入り、
2012年の1月にスタンダールへレンタル移籍。
7試合1ゴールの活躍で、6月には完全移籍。

今季はロン・ヤンス監督が就任し、1トップを採用。
当初はレギュラーではなかったが、その他FW陣の決定力不足により、
エゼキエルは、第3節から先発出場のチャンスを与えられ、
第4節シャルルロア戦に、2ゴールと結果を残し、レギュラーを確保。
第13節に監督がミルチェア・レドニクに交代し、
フォーメーションが4-4-2に変更されてからは、
相棒バチュアイと相性がよく、ゴールを更に量産しています。

178cmとセンターフォワードでプレーするには、
身長は決して高くないものの、身体能力に優れており、
打点の高いヘッドでゴールを奪っています。
また足が速く、スタンダール得意のカウンターの起点に。
一瞬のスピードでマークを置き去りにし、
一気にゴール前まで迫る推進力を兼ねそろえてます。
足下でボールを受ける傾向があるバチュアイに対し、
エゼキエルはスペースに飛び込むタイプで、
若干、永井にタイプが似ています。

現在、国外のクラブから、注目を集めており、
ロシアのクラブは積極的にスカウトを送っている模様。
まだナイジェリア代表には招集されていないが、
強豪揃いのプレーオフでゴールを量産すれば、
フォワードの層が厚いナイジェリア代表といえど、
目が離せない存在になってくるでしょう。
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