リンブルグダービーの後記です。

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ちょっと前に作った、Twitter用のアイコンです。アイドルマスターシンデレラガールズの上条春菜さんにSTVVのユニフォームを着せてみました。


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STVV の最大の特徴は、コンパクトな守備から、サイドアタッカーのスピードを活かした、高速カウンター。スタート時は4-3-3が基本フォーメーションだが、守 備時はセンターハーフの一角の小野裕二が最前線へ上がり、コートジボワール人MFアングバンと、アンカーでキャプテンのスホールスがダブルボランチを組む 形になり、エジミウソンとドンペの両翼はそれぞれ2列目のサイドハーフに入ります。

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STVVのカウンター戦術の要になるのは、最前線で待つ2人。ここで小野裕二が大きな役割を担います。

ス タンダールでは、主にサイドが主戦場だった小野裕二だが、STVVでは中央でボールを収める、トップ下の役割を担います。スタンダールでは守備も積極的に 行い、最終ライン付近まで走ることが多かったが、STVVでは相手のディフェンスラインのチェイシングと、中盤の選手と連携して挟み込むくらいで、最終ラ インまで深追いすることはほとんどありません。後方から来るボールを、上手くキープし、STVVのストロングポイントである、両翼の攻め上がりの時間を作 ることが主な役割となるため、サイドで上下動を繰り返していた、スタンダール時代よりも、守備の献身性こそは求められないものの、チームのカウンター戦術 においては、重要なピースと言えるでしょう。自陣深くまで動くときは、守勢時よりも、むしろ、STVVが遅攻時に、アンカーの位置まで下がって、組み立て に参加することくらいでしょうか。

ベルギーリーグ移籍後は、低身長ながら、重心の低いドリブルとボディバランスの良さから、昨シーズンの アンデルレヒトとのクラシコでも、試合を決定づけるアシストを決めるなど、出場時間が少ないながらも、大きな仕事をしていることもあったが、サイドに突破 力と激しい運動能力を求めるスタンダールとは、決して相性がいいと言えるものではありませんでした。

まだ決定的な仕事をしたわけではないですが、現状ではプレーの幅が明らかに広がっているので、STVVは小野裕二の能力を高く評価し、スタンダールよりも必要な選手だと判断したと思います。