ベルギーリーグ第2節、日曜日に行われた、
伝統の一戦、スタンダール-アンデルレヒトの結果です。

ハイライト


フルタイム


スタンダールは、第1戦にスタメンから外れたエゼキエルが復帰。
左サイドバックは、敗戦の原因になったアンドラーデではなく、
キャプテンのヴァン・ダーメが復帰。
システムを本来の4-4-2に戻しました。

アンデルレヒトは、前節からナイティンクがスタメンに復帰。
センターバックはロランドとコンビを組み、
久々に代表に復帰したデシャヒトは本来の左SBへ。
本職CBのムベンバが右サイドに入ります。
中盤はヴァンデンボーレが1列上がり、右サイドへ。
中央がデフールとデンドンケルのコンビで、左がアチェンポン。
トップ下にはプラートが入り、1トップにミトロヴィッチが入ります。

試合は立ち上がりから良かったスタンダールがペースを握り、
両サイドをワイドに使った攻撃で主導権を握り、
裏を狙うデ・カマルゴ、エゼキエルの2トップが、
果敢に仕掛け続け、アンデルレヒトのゴール前へ襲いかかります。
4分には、カルセラのロングパスに抜けだしたデ・カマルゴが、
胸トラップからのバイシクルシュートを狙います。

対するアンデルレヒトは、ヴァンデンボーレ、デフールらを中心に
細かくパスを回し、センターフォワードのミトロヴィッチを狙うが、
スタンダールのショルツとテイシェイラのコンビに阻まれ、
ほとんどボールを触ることができず、チャンスを作れません。

いいところがないアンデルレヒト相手に、早くゴールが欲しいスタンダール。
31分、スタンダールが右サイドから、ゆっくりとボールを回し
ハーフウェイラインを超えた当たりから、左へサイドチェンジ。
すると、ムジャンギ・ビアがアーリークロスを放つと、
デ・カマルゴが頭で折り返し、最後はエゼキエルがヘッド。
スタンダールがエゼキエルのゴールで先制します。

追いつきたいアンデルレヒトだったが、
この日は守備陣の連携が取れず、スタンダールの攻撃陣に手を焼きます。
特にこの日はロランドの出来が非常に悪く、
デ・カマルゴのみならず、エゼキエル、カルセラにも空中戦で負ける始末。
最終ラインに足を引っ張られ、アンデルレヒトは低調な前半を送ります。

後半、アンデルレヒトは低調なDFロランド、MFデンドンケルを下げ、
MFティールマンス、FWコンテを投入し、中盤を厚くし、
最終ラインと中盤にテコ入れします。
対するスタンダールは、カルセラを下げ、小野裕二を投入します。

システムを変えたアンデルレヒトは、
後半から持ち直し、両サイドのコンテ、アチェンポンにボールを集め、
スタンダールに攻撃機会を与えません。

しかし、なかなかスタンダールの最終ラインを崩せないアンデルレヒト。
逆にスタンダールが、58分に右サイドのミレッチのスローインを、
デ・カマルゴがダイレクトでゴール前へボールを入れると、
裏に走りこんだエゼキエルにボールが入り、そのままシュート。
一度はプロトに防がれるが、もう1度押し込み、スタンダールが追加点。
アンデルレヒトを更に突き放します。

そして、62分には、スタンダールがカウンターからエゼキエルが抜け出し、
右サイドからクロスを上げると、デ・カマルゴがスルーし、
その背後から走りこんできたムジャンギ・ビアが押し込み、3点差。

その後、アンデルレヒトが、71分にコーナーキックからのこぼれ球を拾い、
ムベンバの折り返しを受けたティールマンスが、
鮮やかなミドルシュートを決めて、1点を返すものの、
スコアは3-1で終了し、スタンダールが勝利しました。